司法試験過去問解説平成27年憲法短答式試験 第13問 【唯一の立法機関】
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第１３問
〔第13問〕（配点：３）
憲法第４１条の「唯一の立法機関」に関する次のアからウまでの各記述について，それぞれ正しい場合には１を，誤っている場合には２を選びなさい。（解答欄は，アからウの順に[№27］から［№29］）
ア．「唯一の立法機関」の意味の一つは，国会中心立法の原則である。それは，形式的意味の立法が専ら国会で法律という形式で定められなければならないという原則である。[№27］
イ．国会中心立法の原則には例外がある。その例外は，憲法に特別の定めがある最高裁判所規則の制定だけである。[№28］
ウ．「唯一の立法機関」の意味の一つは，国会単独立法の原則である。それは，国会による立法は，国会以外の機関の参与を必要としないで成立するという原則である。[№29］問題の出典はこちらになります。
解答の出典はこちらになります。
アについて
国会中心立法の原則は「国会のみが立法権を独占するという原則」であり、これは国会以外の機関に原則として立法権が認められないことを表しています。
よって、解答は2となります。
イについて
国会中心立法の原則の例外には、裁判所規則の制定と議院規則の制定の2つがあるとされています。
よって、解答は2となります。
ウについて
国会単独立法の原則は、他の国家機関の参与を必要としないで立法することができることを言います。国会の立法には、他の機関が口出しできないということですね。
よって、解答は1となります。
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