憲法判例【苫米地事件】と裁判所の違憲審査権
みなさん、こんにちは!
今日は、苫米地事件を解説します。
参考は最高裁判決になります。
争点
衆議院の解散により職を失った苫米地氏が、69条に依らない解散は違法として訴えた
本件解散は初めての7条解散であったため、このような訴えがされました。
そのため、衆議院の解散まで司法審査が及ぶのかが争点
判決
衆議院の解散について
高度の政治性があることを認め、これが違憲かどうかの審査は裁判所の権限が及ばないとして、上告を棄却
本判例では「統治行為論」を用いて、憲法判断を回避した形になります。
衆議院の解散には、司法審査が及ばないと覚えましょう。
違憲審査権についてはこちらもご覧ください。
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