憲法判例【警察法改正事件】と裁判所の違憲審査権
みなさん、こんにちは!
今日は、警察法改正事件を解説します。
参考は最高裁判決になります。
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争点
警察法改正の手続きが不適切なのに大阪府知事がその予算を計上したことについて、大阪府民が府知事を相手に納税者訴訟を提起しました。
警察法改正手続きが有効かどうか、裁判所が審査できるのかが重要になります。
判決
改正手続きの際の国会延長の手続きに、裁判所の審査が及ぶかどうかについて
「裁判所の法令審査権は、国会の両院における法律制定の議事手続きの適否には及ばないと解すべきである」
つまり、それが適切かどうか、裁判所は判断する権利がないということ
裁判所は国会などの内部に関わる事柄について、有効かどうか判断する権限はないという消極的な立場をとったことは覚えておきましょう。
違憲審査権についてはこちらもご覧ください。